地域商社がECサイト制作の前に知っておくべき4つの心構え
地域商社がECサイト制作の前に知っておくべき4つの心構え
商品を販売する事において、ECサイトは欠かせない時代です。店舗による実売が災害などで難しくなった時、ECサイトである程度カバーできると、事業の厚みが増します。ただ、ECサイトを作っても自然と商品が売れる訳ではありません。それは、実店舗もECサイトも同じ事です。様々な対策を取る事で、事業が改善され商品の売れ行きが伸びます。ECサイトを作る前の心構えとして、ECサイトを作る時に知っておいて欲しい心構え4つをご紹介します。
ECサイトを調査している地域商社の方に
当記事は、Web知識を身に付けたい方に向けた記事です。ECサイトの運用状況を以下の5段階で表すと、ECサイトを調査されている方に向いている記事となります。
- ECサイト調査 ★ココ
- ECサイト構築
- ECサイト運営
- ECサイトの売上低調
- ECサイトの売上低調
ECサイトはリリースした時がゴールではない
ECサイトを作った後、特に何もしないECサイトが多くあります。ですが、ECサイトの売上を上げるには、運用改善が必要です。売上が上がらず弊社に相談されるECサイトは、ほとんどがリリース後運用していないケースです。ECサイトが運用を進められなかった理由を4つに纏めました。
1)ECサイトを作ったらある程度売れると思った
ECサイト作るだけじゃ売れない
ネットが出て来た1990年代、時代を先取った企業は2000年以降に独自のサイトを作り始めていました(余談ですが楽天市場は1997年にスタートしています)。2000〜2010年位にリリースしたECサイトは、今と違いリリースしただけだある程度売れた時代だったかと思います。それは、ECサイトが少なく競合が少なかった、SEO対策やWeb広告の有識者が少なく集客が簡単だった、などの理由と思われます。ですが、昨今は誰でも簡単にECサイトを作れる事から競合が多く、リリースしただけで売れるのは難しい時代になっています。
2)何故売れないのかが分からない
そもそもお客さんが来ているのか?データ収集する事から始まる
ECサイトをリリースしただけで売れないのは何故か?それはお客さんが来店していないと言う理由が多数だと思います。実店舗に置き換えて考えて見ます。店舗がオープンした時、人通りが多い場所だったら勝手に来店が多くありますが、人通りが少ない場所では来店が少ないです。ECサイトも同じくリリースしただけでは来店者が少ない、もしくは月間来店者ゼロとなる事もあるでしょう。
リリース前に分析ツールを設定
ECサイトを運営するにあたり、分析ツールを設定しましょう。今日何人お客様が来店されたのか、今週何人お客様が来店されたのか、今月何人お客様が来店されたのか、この数字を把握する事から始まります。データを把握する為に、リリース時に以下のツールを設定する事をオススメします。
- Google Analytics(アナリティクス)
- Google Search Console(サーチコンソール)
3)ECサイト改善の改善策がわからない
顧客視点に立っていない
ECサイトに限らず、実店舗で商品やサービスを売る事において、顧客視点に立ち事業を改善する事が大事な事だと思います。ECサイトの場合、この視点に欠ける事が多く見受けられます。顧客が必要と思っている点、不便と思っている点、何を考え探すのか、何を利用して買っているのか、など顧客視点に立った購買行動を整理し、ECサイトに落とし込む事が重要です。その場合、Webマーケティング戦略を作る上で必要となる、カスタマージャーニーを作成する事をお勧めします。カスタマージャーニーを元に戦略を作り、一つずつ実行する事で改善が進むと思われます。
カスタマージャーニーの様子
ECサイトの下スタマージャーニーではないですが、観光関係のカスタマージャーニーの様子です。参考に下さい。
4)ECサイト改善にお金がかかる
自社で運用改善でき、Webマーケティングの流行に対応できるサービスを検討する
一般的な機能を盛り込んだECサイトをゼロベースでシステム構築すると、数百万円かかる事が一般的にあります。その様なシステムを構築すると、改善するにしてもシステム費用がかかり体力がある企業でなくては運用改善が進みません。前述している通り、運用が進まなければ売上の改善は難しいです。その為にも、自社で運用改善がコントロールできるECサイトの仕組みを手に入れるべきでしょう。
昨今のWebマーケティング事情を考慮した時、弊社がお勧めするのはクラウド型ECカートです。ECカートの定義は企業によって異なり、ASP型ECカートと呼ばれたりします。このサービスは定額なものが多く、サブスクリプションで毎月利用金額がかかります。お勧めするポイントとしては、流行の移り変わりが激しいWebマーケティングに対応してくれる機能をリリースしてくれると言う事です。
例えば、「SEOのアルゴリズムが変わった」「顧客満足度を上げる為にWeb接客ツールが欲しい」など、これらを自社のサービスに対応すると、ある程度の費用が発生します。ですが、有料オプションになる事もありますが、クラウド型ECカートは、重要なポイントはある程度対応してくれ、いつの日か利用できる様になる事が多いです(クラウド型ECカートを運営してる企業の事情もありますので、全て対応してくれるわけではありません)。そのポイントを考えると、Webマーケティングに長けている企業様でないとしたら、このサービスに乗り勝手に最適化されるクラウド型ECカートを利用するのが得策と考えられます。
ベルノートで提供しているサービス
地域商社向けサービスの内容
ベルノートが、地域商社向けに提供しているサービスは、ブランド商品構築、営業支援ツール作成、そして営業やECサイトの伴走型サービスです。これから地域商社を立ち上げる地域や、売り上げに伸び悩んでいる地域商社様に向けたサービスを提供しています。資料はこちらからダウンロードできます。参考ください。
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